お盆期間の旅行といえば、混雑や渋滞を覚悟して臨む人が多いはず。
私たち家族も、今年のお盆に神戸市から和歌山・白浜へ1泊2日の旅行に出かけました。
泊まったホテルは【TAOYA白浜千畳】です
しかし、出発前から天気予報は雨マーク&雷注意報。
さらに人気観光地・白浜はお盆で大混雑。予定していたプール遊びや観光スポット巡りも、一部は断念することに…。
それでも、工夫次第で充実した時間を過ごし、白浜千畳の岩の感じなどから苔テラリウムのヒントまで持ち帰ることができました。
この記事では、私たちの旅の流れや雨の日の過ごし方、そして苔好きならではの視点で見た白浜旅行の楽しみ方をご紹介します。
1. 神戸長田から白浜へ出発|初日から天気は雨と雷注意報
出発は朝8時。神戸長田の空はどんよりと曇り、天気予報では午前中から雨、午後には雷注意報まで出ていました。
今回の目的は、白浜のホテル「TAOYA白浜千畳」でプールや温泉を楽しむこと。子どもたちは水着と浮き輪を前日から準備してワクワクしていました。
ところが大雨の予報が出ていたため、別の案も考えておいて、ホテルに到着して運よく天気が良ければプールに入れたらいいね…というプランに変更。
せっかくのリゾートプールを楽しみにしていた子どもたちには残念なお知らせですが、このまま落ち込んでいても始まりません。
そこで急きょ、和歌山市の「てんとう虫パーク」へ向かうことにしました。
2. 雨の日の救世主!和歌山市「てんとう虫パーク」

「てんとう虫パーク」は、屋内でさまざまなアクティビティを楽しめる複合施設。
ボルダリング、カラオケ、ボーリング、そして子どもが大好きなトランポリンまで揃っています。
【施設内容】
ボウリング(26レーン)※予約可トランポリンパーク
バドミントン ※予約可
3×3バスケットボール
バスケットボール(フルコート)※お問合せ下さい
フットサル ※お問合せ下さい。
ソフトバレーボール
卓球
クライミング
スラックライン ※上級者のみ利用できます
カラオケ※予約可
ビリヤード
パーティルーム(30名様)
コミック
ゲーム
キッズパーク
てんとう虫パーク和歌山の公式サイトより
今回は特に、巨大なトランポリンエリアで大盛り上がり!
靴を脱いで全身を使ってジャンプ、跳ね回る子どもたちは、プール以上に汗だくになっていました。
屋外の天気を気にせず遊べるのは、雨の日旅行の大きなメリットですね。
繁忙期に行く場合の注意点
今回てんとう虫パークに行ったのはお盆期間中のこと。込み具合など事前に口コミを拝見していたのですが、どうだろうか?とわからない状態だったのですが、行ってみての感想と注意点を書きたいと思います。
混雑具合
こちらは、大混雑と言っても過言ではないかと思います。駐車場があるのですが、両面交通となっていてあちらの入り口からもこちらの入り口からも入ってくると言った様子で、駐車場に関しても駐車場ではない位置に重ねて駐車している状態だったので、出入りするのが難しいなという実感があります。
私たちが行った時間がオープンよりも少し前だったにも関わらず、駐車場はほぼ満車状態でした。
かろうじて空いているところに停めて入ったところ、店内は受付でさらに列をなしている状態。
雨だし御盆期間だし…という点が重なっての混雑だったようにも思います。

上にも載せていたこちらの写真ではすごく空いている様にも見えますが、人がいないタイミングで撮影しただけで、本当は大混雑です。飛んでいても人が横から飛び出てきたりするので、小さいお子さんなどは注意が必要かと思います。
店員さんについて
お店の口コミを見ていると、店員さんの態度に言及する口コミが多々見受けられたので非常に不安に感じていましたが、私たちが行った時は特に態度が悪いという風に感じることはありませんでした。
ただ、受付まで長蛇の列があったため、いこーよなどで事前チケットを買われた方が、列に並ばずに受け付けに横入した事があり、それを店員さんは受け入れて通してしまったので、並んでいる人からすると「むむ…」と思ったかもしれません。
事前チケットが優先されるのであればそういうレーンを作っておくとよいのになとは思いました。
ちなみにチケットについては、当日券売機で買うパターンと、少し記載しましたが「いこーよ」にて事前チケットを買うことが可能です。
券売機で購入する場合は1時間や3時間などが選べるようでうすがいこーよの場合は1日券のみになるようです。
結果時間の兼ね合いで3時間以内くらいで退出したので、少し勿体なかったなという印象はありますが、地元の方などは昼食を買いに出たりして1日過ごされるのだと思います。
料金について
料金は基本的には以下の料金で設定されています。(そのほかボルダリングだけ、スポーツコートだけなど細かく料金設定がわかれていたりもするので公式ページをご確認ください)
平日 | 土日祝 | |
1時間券 | 1,300円 | 1,400円 |
3時間券 | 1,900円 | 2,200円 |
1日券 | 2,700円 | 2,900円 |
土日祝は料金が変わるのですが、年末年始やお盆の時期などは特別料金となり、別料金が必要となりますので、その点は注意が必要です。
大々的ではないですが券売機のあたりに、「本日は特別料金です」など記載がありますので、そちらを確認して購入しましょう。

私たちはそれを知らず、いこーよで祝日料金で購入してしまいましたが、
受付の際に追加料金を支払うことで対応していただきました。
行ってみて思うこと
お盆の時期は帰省の兼ね合いもあるからか、すごく混雑していて、全力でトランポリンを楽しめたかといえば怪しい点もありますが、大人も子供も遊べる施設であるのは間違いないです。
思いがけず大人も飛びたくなってしまうので、翌日以降の足の筋肉痛必至といった感じがします。
ドリンクが飲み放題で各階にドリンクバーが設置されているのも魅力的な部分で、近くにこんな施設があればいいのに!と思うほど広い施設内でした。
行くタイミングによりけりで空いているともっと楽しめるだろうなと思います。
3. 白浜へ移動&チェックイン|TAOYA白浜千畳

15時前には白浜へ移動し、「TAOYA白浜千畳」に到着。
名前の通り、有名観光地「千畳敷」の近くにあるリゾートホテルです。
オールインクルーシブで滞在中はアルコールなど飲み放題というのが人気で、大江戸温泉物語系列のホテルです。
館内は広々としていて、とても清潔なイメージです。それぞれのサービス施設について詳細を記載したいと思います。
カラオケ・卓球・ビリヤード
こちら施設内で遊べる施設となります。予約が必要で、プールに入れない時などはやはり予約が込み合うのか詰まっている印象を受けました。
温泉に向かう道すがらにあるのですが、少しムーディな雰囲気もあり、大人もカップルなどがビリヤードを楽しんでいる、そんな雰囲気でした。
今回時間の都合上空いているところに入れなかったためこちらでは遊んでいません。
食事・飲み物について
バイキングについて
食事は朝晩ともにバイキングです。様々な箇所で食事について記載がありますが、行ってみないことには時期などにもよってバイキング内容は変わるかなという印象を受けました。
書いている人は浜焼きやマグロの解体ショーがあったと記載がありましたが、私たちが行った日はどちらも無いので、常にあるわけでは無いようです。
旅行を予約する際にオプションで、カニや熊野牛の焼き物、鍋物など追加できるのですが、バイキングだけでも十分楽しめるボリュームです。

夕食時に食べたグリーンカレーがとても美味しかったのですが
翌朝にはなく少し残念でした。
スパイシーながらも味わい深く、満腹でなければお替りしたかったです。
カレーは2種類ありましたが、子供にはカレーは辛かったので注意です
朝のバイキングは海鮮丼が人気だったようで、結構並んでいました。私自身は朝から海鮮を食べたい欲がなかったので、卵かけご飯+けずり節を満喫しましたが、パンなども種類が豊富で、大人から子供まで満足いく食事を取れるかと思います。
飲み物について
ホテルの目玉でもあるオールインクルーシブとして滞在中の飲み物が無料という点について。ずっとアルコールを飲んでいたい!という人には少し物足りないかもしれません。
ホテルに入り、チェックイン時間まではロビーにあるラウンジでお酒やソフトドリンクが飲み放題です。
部屋に入ると飲み物は無いため、自分たちで用意するか、ラウンジにのみ行くという形になります。
温泉を出たところにもラウンジがあり、そちらでもドリンクが飲み放題です。アイスなども食べ放題であるため、大人も子供もお風呂上りに立ち止まって楽しんでいたようです。
夕食の時はよりアルコールの種類が豊富でした、ワインや日本酒なども数種類用意されているため、90分の間で楽しむことが可能です。
朝食時はアルコールの提供がなかったように思います。立札に「close」とかかっていたので飲めないものかと思います(ソフトドリンクは飲めます)
我が家の場合、普段は朝から飲んだりしませんが、せっかく旅行に来た時くらい母に朝から飲ませてあげようと思っていたため、その点が少し残念でした。
プールについて
プールは温水のため年中入ることが可能です。ただ到着時はあいにくの雨+雷注意報により入ることが出来ませんでした。
翌朝は入ることができたのですが、小さい子が多いイメージではあります。我が家は小学生が2人なので、もう少し大きいプールに行ったほうが楽しめるかもしれないなという印象です。
洗濯機や乾燥機がプールの近くにあるのは、帰りの荷物の事を考慮するととても良いなと思いました。
温泉について

温泉に向かう道ですが、すごく雰囲気ある感じになっています。
温泉は混雑時を上手く避けられたのか、2回入りましたがどちらも空いている状態でしたので、混雑時の状況がわかりません。
リファのシャワーやダイソンのドライヤーなど嬉しいポイントが随所にありました。
内風呂と露天風呂と、サウナと水風呂があり、露天風呂からは崖の隙間から海が見え、波が岩に当るのを眺める事が可能でなかなかの景色です。
4. 雨の日でも自然を感じる|苔とテラリウムの視点
外に出られない雨の日でも、自然を感じる方法はあります。
苔テラリウムはその代表例で、ガラス容器の中に自然を閉じ込め、室内で鑑賞できる小さな森です。
旅行中の雨で見かけた風景(濡れた岩肌や雨粒をまとった植物)は、テラリウム作りの良いインスピレーションになります。
苔は湿度の高い環境を好むため、雨の日こそ色鮮やかに見え、その姿を写真に収めるだけでも後の制作のヒントになりました。
和歌山から白浜に向かう道のりで高速を降りてから走っていた道では苔がたくさん茂った道をしばらく走りました、車に乗っていたので撮影はできなかったのですが、こういう道を表現してもいいな?など思いながら眺める時間も楽しめます。
また今回は、天候や混雑具合の兼ね合いで行けなかった千畳敷や三段壁なども、写真で見ていると岩の重なりや、波打つ様子などすべての景色がテラリウムのインスピレーションにつながるようでワクワクします。
旅をするたびにテラリウムを作っていくのも面白いなと思っています。
旅行先から苔を持ち帰る時の注意点
旅行中、「あ、この苔いいな!」と思っても、無断採取は法律や条例で禁止されている場合があります。
特に国立公園や保護区では厳しい規制があります。
苔を持ち帰りたい場合は、事前に許可が必要です。
私のおすすめは、現地で見た苔を写真に撮り、帰宅後に専門店やオンラインショップで似た種類を購入して再現する方法。
これなら法律的にも安全で、かつ旅の思い出を作品に残せます。
TAOYA白浜千畳から神戸へと帰路につく
いろいろなハプニングや予定外のことがあった、今回の旅行は帰りの予定までスムーズには行きませんでした。
博物館などが好きな子供たちのために帰りは「和歌山県立自然博物館」に寄って帰る予定だったのですが、なんと休刊日でした…。サイトのお知らせ等にはお盆の予定は記載が無かったので確認不足だったのですが、月曜日が祝日の場合はその翌日が休館となるようで、見事その休館日に当たってしまいトホホ…といった感じです。
水族館と博物館を兼ね備えたような施設ということで期待が高まっていましたし、和歌山で発見された、モササウルスの新種のワカヤマソウリュウについても何か資料があるかも!と思っていたので、残念ですが、リベンジして次に伺えるチャンスを狙います。
ちょうどお昼ごろだったので、海鮮料理のチェーン店「海鮮食堂つなや 海南店」さんにお邪魔してご飯を食べて帰宅しました。


お寿司もおいしかったですし、タコの天ぷらが柔らかくて美味でした
まとめ|雨と混雑の中でも満足度の高いお盆旅行
今回のお盆旅行は、雷注意報によるプール中止、千畳敷断念と予定外のことも多くありました。
しかし、和歌山市のてんとう虫パークで全力で遊び、ホテルでゆっくり過ごし、苔テラリウム作りのヒントまで得られたのは大きな収穫です。
お盆のような混雑時期や雨の日でも、「自然を感じる視点」を持つことで旅はもっと楽しくなります。
苔テラリウムは、その小さな世界の中で、いつでも旅の思い出を呼び起こしてくれる存在です。
旅行テラリウムを作って思い出を残すと、帰った後も行った先の景色が楽しめるのでおすすめです。テラリウムにするならこんな感じかな?という視点で写真を撮っても面白いかもしれませんね。